国内トップレベルの細胞培養加工技術で
再生医療を安心かつ身近なものに
feature
九州再生医療細胞培養センターの特徴
自己脂肪由来幹細胞治療を行うにあたり、とても大事なポイントは培養技術です。幹細胞の培養は、細胞培養加工施設(CPC)で行われます。
- 培養した幹細胞は生きているものを投与しないと意味がありません。 その生存率の高さが身体への定着率に大きく関わります。
- ただ幹細胞を増やすだけではなく血管の中をスムーズに動ける大きさのものを選定する作業も大事なポイントです。
九州再生医療センターでは、脂肪由来の幹細胞は培養するだけでも難しいといわれている中、①と②までも高い水準で実現させている国内でもトップクラスのCPCとなっています。
幹細胞培養の流れ
- 患者様の検体お受け取り
- 血清の分離
- 脂肪細胞の切り出しと基材への展着
- 培養開始
- 無菌検査の実施
- 観察とセルカウント
- 幹細胞の確認
- 幹細胞の回収と幡種(はしゅ)
- 6〜8の工程を繰り返し、希望細胞数到達まで続ける
- エンドトキシン検査とマイコプラズマ否定試験の実施
- 患者様のもとへ出荷
facility
施設紹介
九州再生医療細胞培養センターが独自の技術にて年間最大1万2000検体の間葉系幹細胞の加工・運営管理を行う国内最大級の細胞加工施設です。
- 細胞培養加工施設 総面積469㎡
- 細胞保管室(フュージョン2台)
- 培養室40㎡を4部屋(安全キャビネット12台、CO2インキュベーター90台)
- 準備室2部屋(ショーケース4台、ディープフリーザー2台、フリーザー2台)
- 資材室、検査室、スタッフルーム完備
クリーンルーム
クリーンルーム内です。中から外への空気の流れをシャットアウトする仕組みになっていて、内部の清潔を保ちながら中のウイルスなどが外に出ていくことを防ぐ構造となっています。座って作業している台が安全キャビネットになります。
顕微鏡で観察
クリーンルーム内にある顕微鏡で細胞の接着したフラスコを観察する作業を行っているところです。
大事な作業は安全キャビネット内で
クリーンルーム内にある安全キャビネットで培地を遠沈管チューブからフラスコに入れる作業を行っているところです。
クリーンルーム制御盤
空調機器室にあるクリーンルーム制御盤です。クリーンルームは、外部からの細菌や浮遊物を入れないように、気圧、温度、湿度を管理された清潔なお部屋になっております。この制御盤でクリーンルームの気圧、温度、湿度、フィルタの調整、監視を行っています。
CO2インキュベーター
クリーンルーム内にある、CO2インキュベーターです。温度、湿度、CO2濃度を一定で安定した環境にすることで細胞をより生理的条件に近い状態で培養するための装置です。炭酸ガス濃度を5%にすることで細胞の生育に適したpH7.1~7.4を維持し、細胞の生育していた体内の温度(37℃)を維持し、防カビ、加湿を行っています。
quality
最高品質の細胞培養技術
クラスレベル
当社の再生医療センターは、前室がクラス10,000、細胞加工室がクラス1,000、バイオクリーンベンチ内はクラス100という環境を保っています。
* 米国連邦規格Fed.Std.209D(対象粒径0.5μm)
細胞生存率96%
お客様からお預かりした大切な検体は、お預かりから発送まで徹底した厳しい管理のもと、高い技術で培養しています。発送から48時間以内に投与することで、細胞の生存率は96%と高品質を保っています。
脂肪由来幹細胞加工受託サービス
医療機関様よりお預かりした患者さまの脂肪組織から脂肪由来幹細胞を抽出・培養する加工受託サービスです。生浮遊細胞を医療機関様へお届けすることができるので、すぐ治療にお使いいただくことが可能です。
細胞バンキング
液体窒素を定期的に補充することが従来は必須でしたが当社の施設では 液体窒素を人工的に作り続ける機械を導入していることにより安定して -196度を維持する事ができます。
停電になった場合でも、7日間は-196度を維持することができるため、 天災・人災によるリスクを限りなく排除できます。